今日の30秒 〜東証1部廃止〜

現代人が1日に受ける情報量は、江戸時代の1年分であり、平安時代だと一生分
とも言われています。

今を生きる私たちは、それだけたくさんの情報を見聞きし、処理しています。
素通りしているワードの中に、大切なのがいっぱいあるはずです。

数多く触れる中で、本日特に、僕の目に留まった1ワード、を30秒(150〜200文字)で解説していきます。

本日のワード

〜東証1部廃止〜

以前から噂されていたようですが、新聞で大々的に載っていたのでかなりのインンパクトがありました。

世界の景気を見る上で、証券取引所は欠かせない所ですからね。
注目した方も多かったことでしょう。

早速、見てみましょう!

〜東証1部廃止〜
東京証券取引所は、2022年4月に1部を含む4市場(1部・2部・ジャスダック・マザーズ)を廃止し、新しく3市場を開設する。
新3市場の名称は、プライムスタンダードグロース
再編により市場をわかりやすくし、グローバルな投資家からの海外資本を呼び込むことにより、低迷が続く市場の活性化を狙っている。
事実上東証1部の役割となる最上位市場はプライムで、高い水準のグローバル企業だけが上場する予定。

もともと東証の仕組みはわかりにく新陳代謝が悪いなどと言われてもいました。
現上場企業の6割が東証1部におり、1度東証1部に上がると落ちにくく、経営状況が上向きでなくても残っている企業もいます。

アメリカの市場は常に競争される仕組みになっており、日本とアメリカ市場の伸びは明らかな差が生まれています。
今回はそのテコ入れもあるようですが、現在上場している企業からの強い反発もあり、現在1部にいるほとんどの企業がプライムに残る可能性も。。。。

結果的に、予想していいたほどの改革にならないかもしれないとの声も上がっています。

各市場ですが、
プライム海外の投資家を呼び込みたいという狙いなので。
時価総額が100億円以上で、直近2年の経常利益(会社全体の利益)合計が25億円以上といった基準が設けられており、ハードルは高そうです。
スタンダードは時価総額10億円以上、経常利益1億円以上の中堅企業
グロースは時価総額5億円以上の新興企業で、特に利益基準は設けられていない。
という明確な基準が立てられています。

これから東京を、国際金融センターにしたいという日本や東京都の企みもあるようですし、引き続き東証の改革に注目です。

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