コロナ渦でステイホームの後押しを受け、利用する機会が増えて人も多いでしょう。
大きなバックを背負って街中を走る自転車は、だいたいUber Eatsのドライバーだ。
そう思うぐらい多くの方が利用するようになりました。
最近では、ドライバーの運転マナーが良くないとメディアに取り上げられることも・・・
コロナの影響により、1年後どころか、1ヶ月後も想像出来ない。
そう不安に思っている方も多いと思います。
僕もその1人なのかもしれません。
ですが、時代は常に進化し続けている。
未来を想像し、何をすべきか考え続けることが大事だと思います。
今回読んだ本はこちら!
すごく話題になった本ですが、すごく面白かった。
この本の著者は、よくテレビのコメンテーターとし出ている落合陽一さん。
何やってる人かは詳しく知らないが
と思ってる人いませんか?
僕はそうでした。。。
今回本を読んで感じたのは、読者のレベルに合わせて、わかりやすく書いてくれてる。
ということ。
この記事を見て興味を持ったら、ぜひ読んで欲しい。
本題に入る前に、すごく印象に残ったことを一つだけお付き合いを。
書籍って目次に入る前に『はじめに』って筆者から読者へ想いを伝えるのから始まるじゃないですか。
この本は、この『はじめに』がめちゃくちゃ長いんです。
あれ?すでに本題入ってる?
って思いました。
『はじめに』だけで26ページです。
初っ端から想いが溢れていました。
ちなみに『おわりに』は16ページでした。
ここは、軽い挨拶じゃないんかい!
っていう印象が強すぎて、最初にこれを書きたくなりました。
すみません。
そんなくだらない話はさておき
なぜ、Uber Eatsのドライバーを辞めるべきなのか?
では早速ですが、タイトルにしてるUber Eatsのドライバーを、なぜ辞めるべきなのかを書きますね。
それは、これからの時代は
AI・5G・自動運転・量子コンピューティング・ブロックチェーン
の5つの進歩によって世の中が劇的に変わっていき、今の当たり前が、そうじゃ無くなっていく。
今存在する職業でも、将来的には無くなったり、必要とされる数が減っていく。
弁護士などの士業が無くなっていく。
というのはよく聞きますよね。
それだけでなく、AIや自動運転を駆使すれば、タクシーやトラックなどのドライバーが要らなくなる。
今流行りの、Uber Eatsのドライバーもその可能性がある。
ということなんですよね。
この記事を読んでいる人の中で、
せっかく軌道に乗ってきたのにどうしよう。。。
と思った方もいるでしょう。
焦らないで!
将来的にはなるが、今すぐではない。
大切なことは、将来を見越し、これからの職業や過ごし方を選択していくこと。
だからまだ大丈夫!
と言ってくれてます。
では、これからの世の中はどうなっていくのでしょうか。
30年後はすでに決まってる!? 驚きの未来年表
この本は2030年のことを予想し、どう歩むべきかが書かれているのですが、すでに2050年まであらゆることが予想されているそうです。
例えば
2025年:ロボット手術の普及
2028年:培養肉の商品化
だとか
2030年:空飛ぶクルマの実用化
2050年:宇宙エレベーター完成
など、あらゆる目から鱗が予想されています。
僕の中で、一番の驚きは
2045年・・・
人間の平均寿命は100歳に!
というものでした。
なんでもポジティブに捉えるタイプなので。笑
ということは、まだまだ人生長いので、未来を想像して行動や選択しなきゃいけない。
と考えますよね。
では、未来を知ることの重要性がわかったところで。
これからの世界がどうなっていくのか、目を向けてみましょう。
2030年以降の世界は、中国・アメリカ・インドの3強に!
現在日本は、世界第3位の経済大国ですが、少子高齢化などの影響で、決して明るいとは言えないことは、なんとなく知ってると思います。
具体的に、国の経済力を表すGDPで言うと
2030年には・・・
第1位 中国
第2位 アメリカ
第3位 インド
第4位 日本
2050年には・・・
第1位 中国
第2位 アメリカ
第3位 インド
第4位 インドネシア
第5位 日本
と着々と順位を下げていってますね。
これは、人口の予測からも避けられない事実のようです。
人口1位といえば中国ですが、中国の人口は今後10年でピークを迎え、2030年には少子高齢化に陥ることが懸念されいます。
一人っ子政策による影響を、強く受けています。
中国に変わって、2030年にはインドが人口第1位になります。
インドはまだまだ人口が増え続けていく予測が立っていて、2050年には世界を支える経済大国に成長。
その要因の1つが
現在の13億人のうち、約半数が25歳未満
という点です。
つまり、これから働き盛りを迎える人が多いのです。
それに加え、世界の経済を牽引し続けているアメリカのシリコンバレーにあるIT企業が、インドに拠点を移しています。
それは、インドの位置と、公用語が強く関わっています。
なぜシリコンバレーの企業がインドをインドを選んだのか?
実は、シリコンバレーとインドの時差が12時間で、この時差を使い
シリコンバレーのエンジニアが進めていた作業を、夜にインドに引き継ぐ。
朝になったらまたシリコンバレーに戻ってくるという、リレー方式で昼夜問わずノンストップで開発が続けられる。
ということなんです。
また、インドは英語が公用語とされているし、人件費が安い。
その結果、最新の技術を取り入れ、有望なベンチャー企業がインドでは続出しているそうです。
インドの次は、アフリカ諸国が続々と
インドに続いて、ナイジェリアは2050年にはアメリカを抜いて第3位の人口に。
次はエチオピアと、経済における勢力図は目まぐるしく変わっていきます。
日本経済の影響を受ける方々にとっては、目を覆いたくなる予測ですが。。。
世界を牽引する、4つのデジタル・イデオロギー
さ、ここで聞き慣れない言葉が出てきましたね。
そうです。
僕も、わからなかった。
いろいろ調べたんですが、結果わからないまま。。。笑
難しいので、経済に対する、政治の思想や体制。
と捉えました。
それが、4つのタイプに分かれている。
というんです。
ですよ!
①アメリカンデジタル
②チャイニーズデジタル
③ヨーロピアンデジタル
④サードウェーブデジタル
とのこと。
1つ1つ説明していくと。
アメリカンデジタル
民間企業自体が、自由にグローバル企業へと成長し、情報を駆使してイノベーションを起こす。
GAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)が代表的。
個人の検索や閲覧の履歴を収集し、マーケティングに利用している。
チャイニーズデジタル
潤沢な資金を持つ国の支援を受け、情報統制の下(中国国内ではアメリカのIT企業の使用が禁止されている)成長を続ける。
BATH(Baidu・Alibaba・Tencent・Huawei)が代表的。
世界一の人口という市場と、安価な労働力を駆使している。
ヨーロピアンデジタル
長い歴史や思想、倫理を武器に、ブランド力で勝負。
自動車業やファッション、高級腕時計などなど。
価値を創造し、顧客との強力な信頼が武器
サードウェーブデジタル
発展途上国から、飛躍的な経済成長を遂げる。
インド(タタモーターズ)やアフリカ諸国(ケニアのMペサ)が代表的。
既存の物があまりないので、一足飛びに近代化。
ということなんですね。
同じように見えるそれぞれの企業や経済圏ですが、こうして見ると面白いですよね。
そう思いますよね。
そこは、ズ・バ・リ!
ヨーロピアンデジタルを意識すべき!
ということなんですよね。
なぜか?
日本にも
ヨーロッパと同じように長い歴史と文化、技術力やブランド力があるじゃないか!
というわけなんです。
法と倫理で資本主義を支配する、ヨーロッパの時代へ
今は米中の2大大国という構図ですが、もう一度ヨーロッパを中心とする社会になると言っています。
現在よりさらに加速していくのがESG投資とエシカル消費。
ESG投資
環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)要素も考慮した投資。環境:温暖化防止や省エネ化等の環境負荷の軽減を目指しているか
社会:外国人社員の雇用、性別による差はないか
企業統治:働きやすい職場環境の整備がされているか
という企業に投資する行動。
エシカル消費
商品を購入することで、環境や社会問題の解決に貢献できる商品を購入する。
そうでない商品は購入しない。
という消費活動のこと。
なぜこういった取り組みをしているのか?
それは地球温暖化を始めとする、今起きている問題に目を向けなければならないからです。
特にヨーロッパが力を入れているものはSDGs
SDGs(持続可能な開発目標)
2015年に国連サミットで採択された、持続可能な世界の実現のために定められた、世界共通の目標。
2030年までに達成したい目標が、17項目掲げられています。
※持続可能な世界=将来の世代が必要とする資産を損なうことのない社会
これからの時代、SDGsを駆使したデジタルが伸びていく。
それは国だけでなく、企業もそうである。
というわけなんです。
序盤でも触れましたが
AI・5G・自動運転・量子コンピューティング・ブロックチェーン
の5つの進歩によって世の中が劇的に変わっていきます。
AIによる食物の完全なコントロールが可能になれば
SDGsの
①貧困を無くそう
②飢餓を0に
に繋がっていきます。
目先の利益だけを求めるのではなく、持続可能な社会を作るために取組む企業でないと生き延びれない。
あらゆるグローバル企業はすでに取組んでおり、日本も率先して進めていくべき。
というわけなんですね。
まとめ:脱ギグエコノミーで、持続可能な生き方を!
ここまで大きな社会の流れを話でしたが、もう1つ、身近な問題も知っておかなければなりません。
先進国の中でも、貧富の格差があることはみなさんご存知だと思います。
近年新たに問題になってきているのが、ギグ・エコノミーと言われるインターネットを通じた単発や短期の仕事による貧困。です。
Uber Eatsのドライバーは、誰にも管理されずに自分のペースで仕事ができ、自由な働き方ができます。
ですが、これからAiと自動運転が進化していき、2020年代にも空飛ぶクルマが広まるかもしれません。
そうなると、今ほど仕事がなくなったり、単価が下がり稼げなくなってしまいますよね。
10年以内ですよ?そんな遠くない未来です。
広い視野で現状と未来を考えながら、自分の意思決定していくことが大切になっていきます。
この本には、スイスのことが書かれていました。
スイスの人口は東京都よりも少ないが、平均年収は日本よりとても高い。
もちろん物価との兼ね合いもあるでしょうが、それだけではないようです。
スイスで有名なのは高級な腕時計。
数百年続いて、築き上げてきた実績と信頼があり、高い価値提供し続けています。
それは簡単に変わるものではない。
安いものを大量に生産するのではなく、高い付加価値のある、持続可能なモノを生産していく。
その意識を持たなければなりません。
なぜなら、私たちは100歳まで生きるでしょうし、地球はその何倍も先まで続きます。
これからどんな仕事でどんな価値を創造していくのか、そして何を選択をしていくのか、今から考え始める必要がありそうです。
ご興味持った方は、ぜひ読んでみてください。
予測することができるんですよ!